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プロジェクト品質マネジメント

プロジェクト品質マネジメント―全体最適を実現する4つの柱

プロジェクト品質マネジメント―全体最適を実現する4つの柱

  • 作者: ティモシー・J.クロッペンボルグ,ジョーゼフ・A.ペトリック,Timothy J. Kloppenborg,Joseph A. Petrick,三浦重郎
  • 出版社/メーカー: 生産性出版
  • 発売日: 2003/08/01
  • メディア: 単行本
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PNBOKのうち、品質マネジメントに関する部分に特化した本です。

品質には、
Quality
Cost
Delivery
の3分野があり、頭文字をとって、QCDと言われます。

品質、費用、納期、です。
もっとカンタンにいうと、「早い 安い うまい」です。

プロジェクトを進める上で、この3つのバランスをどうとるか、が重要になってきます。

特に、ソフトウエアの場合、

  • 度重なる仕様変更要求にどこまで対応するか?
  • 作ってみたら意外と難しかった
  • テストしてみたらあるモジュールがバグだらけ

など、不確定要素がたくさんあり、事前に排除することは不可能です。

(今の趨勢は、排除するのではなく、対応していこう、という流れ、のはず)

ソフトウエア開発では、初期段階で狭義の「品質」が確保できていないと、
リカバリーするためのコストは膨大になりますし、
納期もどれだけかかるか、試算すらできなくなる事態にもなりかねません。
いったん落ちた品質を最後に帳尻合わせるのは非常に難しく、
常に一定の品質を保つようにしておかないと、プロジェクトの最後が地獄になります。

何がなんでも納期優先で、そのためにはコスト無制限なのか、機能カットなのか。
コスト最優先で、納期延ばすのか、機能カットなのか。
機能最優先で、コスト無制限なのか、納期延ばすのか。

全部予定通りに収まれば言うことないですけどね。